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2014.09.24

読書感想「ランドスケープと夏の定理 (Kindle版)」

ランドスケープと夏の定理/高島雄哉著

第5回創元SF短編賞受賞作でゲスト選考委員・瀬名秀明が「日本SFの歴史を次の50年に受け渡す傑作」とべた褒めした作品です。

とある実験で天才科学者の姉に被検体にされ、仲違いした「ぼく」が再び姉に呼出され新たな実験の手伝いを始めるというお話。

内容は本格的なハードSFです。

序盤は凄い勢いで実在するのかフィクションなのか判らない物理学用語とともに、世界観や姉の行った実験の内容などが説明されていき、一瞬読むのをやめようかと思いました・・・

しかし、段々と読み進めていくと主人公と周りの登場人物の関わりに引き込まれていき結局最後まで読んでしまいました。

因みにタイトルのランドスケープは「景観を構成する諸要素」という意味らしいです。

読み終わった後に知ったのですが、物語の内容に上手く絡めたタイトルだったんだなあと感心いたしました。

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